ここ1週間ほど、NYダウ、日経平均、ドル円とも頭打ちの状態になっている。
これを、トランプ・ラリーの終わりと見るべきか。それとも、欧米はクリスマス休暇に入り、日本は一般企業の仕事納めなどで市場がお休みモードのだけなのか。
私は、前から来月(2017年1月)の米製造業景況感指数が一つのターニングポイントになるのではないかと見ている。
自国の通貨高が、輸出産業にとって不利なるのはどこも同じである。
いくら、アメリカの国内消費が堅調といえども、製造業において輸出の占める割合は決して低いはずはない(非製造業では国内市場のウェイトが高いだろうが)。
先月は、ドル高が始まったばかりで実際の影響はでていなかっただろうが、今月は違っているのではないだろうか。
トランプ新大統領の指示基盤は、内陸部の白人工業労働者が多い。そして当然ながら、工場を持っているのは製造業だ。
党内に支持基盤の無いトランプ新大統領にとって、唯一の支持者である彼らの人気を失うことは何としても避けるたいはずだ。
私は、トランプ大統領は就任早々、行き過ぎたドル高への牽制を始めると見ている。
そして、それを先取りした動きが年明け早々に起こるのではないかと予想している。
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