買いエントリの勝ちパターンはまだ模索中
本日の前場は、結構揺り戻しながらのじわじわとした上昇トレンドでした。こういうグラフのスキャルピングは、トレンドフォローでエントリすると損切りにひっかかる可能性が高く、基本的に難しいです。
案の定、最初の買いエントリはエントリ直後に下落してしまい、あっという間に損切り決済となりました。
いちいち対応するのもどうかと思いますが、まだ買いエントリの基準は固めている最中ですので、この結果を受けて、買いのエントリ基準をちょっとだけ厳しくしようと思いました。
2回目の買いエントリはギリギリ勝ち
2回目の買いエントリは、今日の中では強めのトレンドでエントリでき、ギリギリ約定値+40円の利食い基準に達して決済できました。ただ、建玉の半分は約定値+50円を利食い基準にしていたので、約定値±0円に戻った時点で逃げイクジットしました。
今日の相場では、今の戦略の方向性で勝てたのは、どうがんばってもこの1回だけでしたね。
最後の売りエントリは、プログラム想定外のパターンにひっかかってしまい、不本意なエントリをして負け
次のエントリは、上昇トレンドの中の一時的な反落を下落トレンドと勘違いしてしまい、売りエントリして負けてしまいました。
売りエントリは調子が出てきたこともあり、建玉を2倍にしていので、損失が拡大しました。
またプログラム想定外のパターンのため、不本意なエントリ
このパターンの負けは結果論でしかなく、しょうがないケースもあるのですが、グラフをよく見ると、明らかに下落トレンドが一旦止まってからエントリしています。
これは、プログラムの盲点でした。
私のプログラムは、直近15分の値動きでトレンドを判断しています。
上昇トレンドから急に下落トレンドになった場合、直近の15分の中でしばらくは前半は上昇トレンド、後半は下落トレンドで相殺された状態になります。
その後、下落トレンドが始まって15分に近くなると、前半の上昇トレンドの大きな値動きが計算対象から外れたことの効果が強く出てきます。
そのため、直近で下落トレンドが止まり、値動きが横ばいやや上昇で推移しているにも関わらず、エントリ基準の計算対象から前半の上昇トレンドの値が外れたため、下落トレンドが強まったとプログラムが判断してしまいました。
プログラムのエントリ基準を修正し、直近の値動きもエントリ基準として重視するように変更しました。
想定外のパターンの遭遇と対処は、プログラム開発において不可避なプロセス
でも、プログラム開発において試行を重ねていくと想定外のパターンにどんどん遭遇していくのは、当たり前なのです。人知には限界があり、プログラム開発時やテスト時にすべてのパターンを想定することはできません。
何度も書きますが、バグや想定外のパターンがあることを許容し、建て玉数を抑えるなど、致命傷にならないようにダメージコントロールしながらプログラムの制度を上げていくしかありません。
これはプログラム開発の世界では、フォールトトレラントやリスク許容と言います(と思います)。
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