米・ISM製造業景況指数が発表された。
54.7と、私の予想に反して、高い伸びとなった。これは、輸出においてはドル高が足枷となり、原油高も資材の高騰につながり逆風なのだが、アメリカの国内消費が好調であることが大きな追い風となったようだ。
Manufacturing in U.S. Expands at Fastest Pace in Two Years
アメリカ国内の消費が急拡大したと原因としては、日本に比べ直接・関節に株式投資をしている国民が圧倒的に多いアメリカにおいて、株高による含み益を持った国民の財布の紐が緩んだということが考えられる。したがって、今回の製造業景況指数は、株高の原因ではなく結果ということができるのかもしれない。その証拠と言えるかどうかは分からないが、現在のところ株・為替ともに目立った反応を見せていない。
米ドルの通貨高が、トランプ新大統領の「工場を国内に戻し、雇用を創出しろ!」という主張と相容れず、いずれドル高の流れが反転することは間違いないのだが、その契機が今日ということはないようだ。
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