MT4に対応しているFX業者に口座を開設する
MT4によるFX自動売買を開始するためには、まずはMT4を扱っているFX業者に口座を開設する必要があります(SBI FXトレードや、GMOクリック証券 FXネオなどの国内の大手のFX業者に口座を開設しても、残念ながらMT4は使えません)。
国内にもMT4を扱うFX業者は存在しますが、詳しくはFX業者の選び方や私が利用しているFX業者を参照してください。
ライブ口座とデモ口座
FX業者で口座を開設する場合、実際にお金を預けて運用するリアル口座と、実際にはお金を預けず、ゲームのポイントのように架空の金額が入金された口座を用いて運用するデモ口座があります。
MT4は自分で設定を正しく行わなければ運用できません。MT4初心者の方は、まずはデモ口座で、EAが着実に利益を出してくれることを確認してから、リアル口座で運用するほうが安全です。
STP口座とECN口座
海外FX業者で口座を開設する場合に、STP口座(スタンダード口座)とECN口座のどちらかを選択する必要がある場合があります。
結論から言うと、初心者の方はSTP口座を選択してください。
なぜかと言うと、ECN口座にはスプレッドとは別に取引手数料が別途かかる場合が多いからです。
本サイトで推奨するEAはいずれも、小さい利ザヤで利益を確定するものがほとんどです。
そして、ほとんどのEAは取引手数料が別途発生する想定で作られていません。
そのため、取引手数料が発生すると利益が相殺されてしまいます。場合によってはEAが正しく動作しても損失が発生する場合があるのです。
FX業者のサイトから、FX業者が提供しているMT4をダウンロードする
MT4による運用を始めるためには、MT4の自体のプログラムをまずはダウンロードすることが必要です。
MT4は、MT4を扱っているFX業者からダウンロードする必要があります。各FX業者が提供するMT4にはそれぞれのFX業者のサーバにアクセスできるように予め設定されています。
以下にTitan FXとAxioryのダウンロードサイトへのリンクを掲載します。
VPS業者と契約する
MT4を運用するためには、市場が動いている月曜の朝6~7時から土曜の朝5~6時まで、毎日24時間、Windowsマシンをインターネットに接続した状態で稼働させ続ける必要があります。そうしないと、EAが想定しているタイミングで売買できなくなり、思わぬ損失を招いてしまいすます(たとえばEAが買いポジションを取ったあとに、マシンがフリーズしてしまい、その間に市場が暴落した、などの場合のことです)。
個人のPCをインターネットに接続した状態で24時間稼働させ続けることは、不可能とまでは言いませんが極めて難しいと言えます。個人のPCは他の作業でも使っているため、いつ停止するか分かりませんし、機械的な故障が発生した場合にバックアップ機に切り替えるような仕組みもありません。
そのため、MT4で運用する場合、通常は外部のサーバをレンタルして運用することになります。その際に用いられるのが、VPS(Virtual Private Server:仮想専用サーバ)というサービスになります。
VPSとは、簡単に言うと高性能のサーバを多数持っている業者から、その一部を借りて、1つのWindowsマシンのように使わせてもらうサービスです。このマシンが実際の1台のPCやサーバではなく、サーバ仮想化技術を用いた仮想(Virtual)サーバなので、Virtual Private Serverといいます。
VPSのサーバは、専門業者の堅牢なデータセンターで運用されるため、個人のPCで運用する場合にくらべて、安定性・信頼性が圧倒的に高いです。MT4を運用するためには、VPSの利用は必須と言っても過言ではありません。
おすすめのVPS業者
MT4を利用するには、Windows環境が必要です。また、MT4はFX運用目的という特色があるため、メンテナンス作業等はFX取引が発生しない土日に行ってくれる業者が望ましいです。
そうすると、必然的にMT4で運用されることを目的として(すくなくとも意識して)、VPSサービスを提供している業者を選択することになります。
国内でそのようなVPSサービスを提供している業者は2017年3月現在、実質的に以下の3社に絞られます。
3社はいずれも1~2ヵ月のフリープランがあります。MT4の初心者の方は、上記の3社のいずれかのフリープランでまずはMT4を試すのがよいでしょう。
しかし、私が利用しているVPSサービスは海外(ドイツ)のContaboという会社です。
私が推奨するEAは比較的重い(コンピュータのリソースを多く使用する)ものが多いです。1つだけのEAを運用するのであれば、国内のVPS業者の低価格プランでよいのですが、いくつもEAを運用するようになってくると、VPSのリソース不足が気になるようになってきます。
高スペックでVPSサービスを利用する場合、Contaboのコストパフォーマンスは圧倒的です。
しかし、海外のVPS業者の場合は、Windowsが英語環境であるため、環境の日本語化等、国内のVPS業者にくらべ少々ノウハウが必要です。
VPS環境にMT4をインストールする
VPS環境をセットアップできたら、次はMT4をWindowsにインストールします。これは、通常のWindowsアプリケーションと同じで、基本的にFX業者から提供されるMT4のインストーラーをダブルクリックするだけです。
ただし、同じFX業者でEAを複数運用する場合は注意が必要です。
後で説明しますが、MT4は1インストールで1つの口座にしか紐づけられません。
また、複数のEAを運用する場合は、お互いに干渉しないように、別々の口座で運用するべきです。
したがって、複数のEAを同じFX業者で運用する場合は、別々にMT4をインストールする必要があります。
しかし、MT4をそのまま複数回インストールすると、前のインストールを上書きしてしまいます。それを避けるために、MT4のインストール時にそれぞれ別々のディレクトリ(フォルダ)を指定してあげる必要があります。
MT4に口座を登録する
MT4をインストールしたら、MT4に口座を登録する必要があります。この手順は一般的なものなので、ご契約したFX業者のサイトや、各種Webページをご参照ください。
MT4にEAをインストールする
MT4に口座を登録しオンライン状態(取引可能な状態)になったら、購入したEAをMT4にインストールします。この手順はEAによってやや異なりますので、購入したEAの取り扱い説明書をよく参照して実施してください。
当サイトからのリンクからご購入いただいた方には、MT4の導入からEAの運用まで、当サイトが無料でサポートさせていただきます。
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